16700天井はできるだけ高く。広々とした空間に自分だけの“別世界”をつくる〈東京都 知識邸〉|小さな秘密基地の造り方

天井はできるだけ高く。広々とした空間に自分だけの“別世界”をつくる〈東京都 知識邸〉|小さな秘密基地の造り方

編集部
物置スペースをリフォームして趣味部屋兼ミニ書斎に。天井が高く広々とした空間は、美術館のように凛とした佇まいに変貌。お気に入りの自分だけの別世界となった。
1階から見た箱階段とロフト。

築65年の古民家のような日本家屋の物置スペースをリフォームして、趣味部屋兼ミニ書斎を造った。その際、ファイナンシャルプランナーである知識さんのリクエストは、独立して、できるだけ広い空間で天井を高く、収納は作り付け家具に、などだった。

デスクと椅子はスタンダードトレード。端正なデザインが気に入っている。ライトはイタリアのアルテミデ。

出来上がった部屋は約3坪で、天井まで約4mという広々とした空間。1階にデスクと椅子を置いたワークスペースと収納、ロフトには蔵書やCDを収納した。リノベーション会社のアドバイスで、壁を白く塗りコンパクトな箱階段にしたため、実際以上に奥行きを感じさせる空間となった。

箱階段により空間が広くなった。内部には引き出し収納もある。

リノベーションを機に物を減らしてシンプルな空間にしたという。

「収納を重視したら、もっとたくさんの物を収納できましたが、それよりも、そこにいて快適で気持ちのいい空間であることが大事。何もない空間にして良かった」

ロフトで本を読む。白い壁に囲まれ、開放的で明るい空間だ。
ロフトにある作り付け書棚。CDも多数あり、古いスピーカーの音響効果が抜群で、主にクラシックを聴いている。

白い壁が印象的な明るく居心地の良い空間には、美術館のような凛とした雰囲気が漂っている。

【秘密基地造りのPOINT】
1.物置を再利用して部屋に。
2.ロフトに本やCDを収納。
3.白を基調とした明るい室内。

【Owner’s voice】
入口の扉を大きくしてもらいました。入口の前に立っただけで内部の広い空間がわかる。別世界への扉ですね。

文/阿部文枝 写真/佐藤佳穂

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