1724650%の籠もり感と50%の開放感。和室の押入れをベストなデスクスペースに〈東京都 橋田邸〉|小さな秘密基地の造り方

50%の籠もり感と50%の開放感。和室の押入れをベストなデスクスペースに〈東京都 橋田邸〉|小さな秘密基地の造り方

編集部
閑静な住宅街に建つ築9年の住宅を、橋田さん夫妻が購入と同時にリノベーションしたのは半年ほど前のことだ。
WICからの視線。動線のよさは完璧だ。

LDKがあるのは日差しの入る2階。明るく広いリビングダイニングの一角に、小さいがいかにも快適そうなスペースがある。そこが橋田夫妻が共用で使っているというミニ書斎コーナーだ。

元は押し入れだと納得。

ここは和室の押し入れだったという。仕事を持ち帰ることも多いと言う橋田さんは「仕事ができるスペースが欲しかった」とのこと。そこで和室部をWICに変える際、もともとあった半間の押し入れに注目。そのまま骨組みを残して新たに天板や棚を付け、使いやすいデスクコーナーに変身させた。

リビング全景。テレビ左右の棚にも本などを収納。

リビングからはオープンな位置なので、壁に向かう適度な籠もり感もありつつ、キッチンで作業する妻との距離も近い。それだけではない。コーナーの奥は扉のないWICだ。仕事から帰宅すれば、脱いだスーツや仕事道具を動線上できちんと片付けてからデスクに向かうことができる。

デスク上のメガネ収納。横にはネクタイ収納ケースも。

いつも使っているメガネや時計の収納場所もこのコーナーにある。

真剣に仕事に取り組む場だ。

奥様も使う共用書斎でもある。アニメ関連など趣味も近いそうで、ナチュラルな木製の棚にはそれぞれの愛着の品が仲良く並ぶ。ウォルナットカラーで揃えた室内に、2人の日々が重ねられていく。

【秘密基地造りのPOINT】
1.キッチンの妻と会話しつつ過ごせる。
2.クローゼットとの動線確保。
3.日々使う小物も見える収納が可能。

【Owner’s voice】
壊すしかないと思っていた押し入れがこんなに使いやすいコーナーになるとは! 和室があったことに感謝です。

文/秋川ゆか 写真/遠藤 純

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