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無添加の自家製食材とオリジナル・ジビエ料理

水上温泉郷の山里、奥利根湯けむり街道沿いにある小さな宿「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」。
「祖父の尚文が創業した民宿の時代から、畑仕事と宿泊業を両方やりながら手作りのたくあんや白菜漬けをお客様にお出ししていたんです」と主人の阿部さん。丹精込めた自家製食材とみんなで収穫した山菜などで、もてなすのが“尚文”流なのだという。
素材本来の味は採れた場所で食べなければわからないという想いから、ここでしか味わえない食材一つひとつを大切にしている。全ての料理は天然水を使って調理され、梅酒や味噌なども無添加の自家製だ。そのこだわりは、メニュー作りと味付けにも生かされている。


ジビエも現役の猟師でもある料理長が手がけるオリジナル料理で供される。新鮮な肉を用いた調理法だけでなく、肉の特性や状態に応じて熟成させたり、ハーブやナッツを混ぜた自家製サラミやソーセージも作っている。
「大地を丸ごと食らう山人料理が自慢の田舎宿です。地元愛と食材へのこだわりでは負けません。『畑の恵みは生き生きと、土の恵みは泥臭く、野山の恵みは豪快に』。そんな思いで、みなかみの里山の美味いものや大地のもてなしを五感で楽しんで欲しいのです」

尚文の客室は和モダンの風情があふれる母屋と、プライベート性の高い離れの2つの建物から選べる。メゾネットタイプの離れの部屋は、広い空間と落ち着いた調度品、差し込む自然光が心地良く、リラックスして過ごせること間違いなしだ。
また、「宝珠の湯」と呼ばれる向山(むこうやま)温泉が注がれる風呂も素晴らしい。無色透明で肌当たりが柔らかい湯が、体の芯まで温めてくれる。
主人の阿部さんはみなかみの伝統を継承する担い手として、尚文の料理をきっかけに自然の恵みあふれる“みなかみの良さ”を伝えたいと考えいている。温泉と地元の食材をフルに活用したジビエ料理、「蛍雪の宿 尚文」はそのどちらも満喫できる隠れ宿なのだ。

※2017年取材
写真提供/蛍雪の宿 尚文
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