夏こそネックゲイターが必要な理由
新型コロナウイルスの感染防止対策として口元を覆い飛沫の拡散を防ぐには、マスクの着用が欠かせない。しかし、ランニング中など、高温多湿の環境でマスクを着用すると、熱中症の危険性が高くなる危険性がある。そこで活用したいのが、ネックゲイターだ。
そもそもネックゲイターとは、日焼けや汗対策、防寒対策に活用できる筒状のアイテムのこと。頭からかぶるだけで、首元だけでなく口元や鼻まで覆うことができる。
首回りを暖めるため、防寒用として秋冬に使われることが多かったが、近年は素材が進化し、冷感用ネックゲイターも多く登場。夏の間のランニングや登山、アウトドア、外仕事用など、幅広く使われるようになった。
夏用ネックゲイターは、冷感素材が使われ熱射病対策にもなる。また、夏の強烈な日差しから肌を守る紫外線カット(UVカット)機能もあるのが特徴だ。

夏用ネックゲイターの選び方
夏に使うネックゲイターは、UVカット機能や速乾性、通気性に優れているものを選ぼう。ここでは、ネックゲイターの選び方のポイントを紹介する。
素材|夏用は化繊タイプがおすすめ
ネックゲイターの素材は、主にフリース、ウール、化繊の3種類だ。フリースとウールは冬用、化繊は夏用が中心だ。それぞれの特徴は以下の通り。
フリース
ポリエステルを繊維状にした素材のこと。軽量ながらも保温性に優れていることが特徴だ。汗などの水分を含んでもすぐに蒸発させる速乾性も持ち合わせる。ネックゲイターの素材に、多くのメーカーが採用している。
ウール
天然素材のウールは吸湿性が高く、汗の湿気を吸って発熱する効果がある。メリノウールは肌ざわりが良い。
化繊
種類によって保温性重視や吸湿速乾性重視など、特徴が異なる。夏用の日焼け対策として使いやすい薄手で防臭性や速乾性が高いモデルがある。
着脱方法|運動用か普段使い用かが判断基準
ネックゲイター選びでは、着脱方法も重要なポイントだ。主に3つのタイプがある。
スタンダードタイプ
頭から被るタイプ。しっかりと肌に密着させられるので、装着感や機能性に優れる。
ジッパータイプ
首に巻き付けてからジッパーで固定する。帽子やサングラスなどを装着している場合でも着脱しやすい。半分だけジッパーを開けたりすることで、体温調節も楽にしやすい。
ボタンタイプ
ボタンで留める。ジッパータイプ同様、帽子やサングラスなどを装着している場合でも着脱しやすい。
アウトドアなどで機能性を求める場合はスタンダードタイプ、タウンユースで着脱のしやすさを求める場合はジッパータイプやボタンタイプがおすすめだ。
夏におすすめのネックゲイター5選
今回は、ネットで手に入りやすい商品を男の隠れ家デジタル編集部でセレクトした。ぜひお気に入りを見つけてほしい。なお、ネックゲイターと名称が異なっても、同様の形状をしているものを選定している。
MISSION|マルチクールネックゲイター
MISSIONは、ニューヨーク発の独自の冷却技術「ハイドロアクティブ」を使ったクーリングテクノロジーのパイオニアブランド。
同社が手掛けるマルチクールネックゲイターは、濡らす→絞る→振るの3ステップで、冷却効果を発揮するハイドロアクティブ冷却テクノロジー(特許出願中)が特徴だ。鼻から口までしっかりと覆うことができるものの暑苦しさがない。
上部に太いゴムが入っているためずれ落ちにくく、マスクを長時間着用したときのように耳が痛くなることもないのもうれしい。
商品名:マルチクールネックゲイター
価格:2640円(税込)カラー:ブルー、チャコール、ブラックなど
サイズ:25×53cm
材質:ポリエステル92% スパンデックス8%
公式サイト:MISSON
Goldwin|Face cover
米国のアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」を日本で展開するゴールドウイン。
そのオリジナルブランド「Goldwin(ゴールドウイン)」が2020年夏に発売をしたのが、残暑から秋口までのスポーツシーンでの日焼けや暑さ対策、新型コロナウイルス感染対策を目的とした「Face cover(フェイスカバー)」だ。
熱伝導性が高いナイロン素材をフラットな編み組織にして、ひんやりとした心地よい涼感機能を持つ。吸汗速乾機能も備えるので、かいた汗をすばやく乾かしてくれる。こうした暑さ対策はもちろん、UVカット(UPF15-30、紫外線カット率85%以上)機能もあるので、ランニングやトレーニングなど、さまざまなシーンで重宝するだろう。
商品名:Face cover
価格:3,080円(税込)
カラー:ブラック
サイズ:フリー
材質:ナイロン77%、ポリウレタン23%
公式サイト:Goldwin
BUFF|多機能チューブ

BUFFはスペイン発のアウトドアメーカー。同社の多機能チューブは、創業者がバイク走行時に着用するためにデザインしたのがはじまり。縫い目のないチューブ型のネックウェアで、長時間着用してもストレスがないように工夫が施されている。
「COOLNET UV+」タイプは、汗を蒸発させて素早く発散させるため爽快感が持続する。UPF50のUVカット機能で紫外線から肌を守り、ランナーやアウトドアスポーツを楽しむ人の間では、信頼できるアイテムとして安定した人気を誇っている。
ブランド名:BUFF
価格:2,700円(税別)など、商品により異なる。
カラー:ブラックサイズ:22.3×53cmなど、商品により異なる。
材質:ポリエステル95%、ポリウレタン5%など
公式サイト:BUFFを取り扱うゼットの公式サイト
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ATHFORM |ランナーズクールネックゲイター

スポーツ専門店「スポーツオーソリティ」が展開するオリジナルブランドATHFORM(アスフォーム)で、2020年夏に発売したのが「ランナーズクールネックゲイター」だ。
3Dフィット立体構造で顔にフィットし、接触冷感素材を採用。口元にメッシュ素材を使っているので、着用時も楽に呼吸ができる。商品名にあるとおり、ランニング時のストレスを軽減してくれる。
商品名:ランナーズクールネックゲイター
価格:2,500円(税別)
カラー:ブラック、ゴールド
サイズ:フリー
材質:本体…ポリエステル86%・ポリウレタン14%/メッシュ部分…ポリエステル92%・ポリウレタン8%
公式サイト:スポーツオーソリティオンラインショップ
スポーツグッズ専門店「セレクション」 |ネックゲートル
東京・西新宿、大阪・心斎橋に店舗を構えるスポーツグッズ専門店「セレクション」でアメリカンスポーツのネックゲートルを取り扱っている。
同商品は、MLB(メジャーリーグ)・NFL・NBAと、アメリカを代表する世界的人気スポーツリーグのチームロゴなどをあしらったもの。実際に選手たちが試合で着用するものと同じモデルということで、ファンなら1つは入手したいアイテムだ。
人気商品のため、在庫状況は常に変動する。最新の入荷状況も合わせてチェックしよう。
商品名:ネックゲートル
価格:8,250円(税込)
素材:ポリエステル88%・スパンデックス12%
公式サイト:セレクション公式ショップ
※上記情報は一例です。商品ごとに価格などが異なります。
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- ネックゲイターはどういうもの?
- 日焼けや汗対策、防寒対策に活用できる筒状のアイテムのこと。頭からかぶるだけで、首元だけでなく口元や鼻まで覆うことができる。
- 夏用ネックゲイターの選び方は?
- 夏はUVカット機能や速乾性、通気性に優れているものを選ぼう。
- ネックゲイターを選ぶ際にチェックするべきポイントは?
- 素材や着脱方法に着目しよう。夏におすすめの素材は化繊タイプ。着脱方法はアウトドア利用か、日常利用が多いかで考えよう。