若者の『お酒離れ』が叫ばれている昨今でも、常に高い人気を誇っているレモンサワー。最近はヘルシー志向も高まり、低糖質なお酒としても注目されている。
そんなレモンサワーは、コンビニやスーパーで手に入る材料で自宅でも簡単に作れることをご存知だろうか。
気軽に大衆居酒屋の味を自宅で再現できるため、自宅でお酒を楽しみたいという方は、ぜひ以下で紹介する旨いレモンサワーの作り方を覚えておこう。
旨いレモンサワーを作るための道具と材料

まずは、旨いレモンサワーを作るのに必要な道具と材料を紹介していく。どちらもコンビニやスーパーで気軽に買えるため、簡単に用意できる。
道具
旨いレモンサワーを作る際に必要な道具は以下の2点だ。
- グラス
- マドラー
自宅で旨いレモンサワーを飲むのであれば、炭酸が抜けにくく縦に長い万能グラスのタンブラーだ。飲み口が薄く作られているため、スッキリとした味わいを堪能できる。
さらに、素材もステンレス製を選べば高い保冷性があり軽量なので、自宅で飲んでも冷たい状態をキープしながらレモンサワーを楽しむことができる。
ステンレス製の素材は結露が発生するというデメリットがあるが、コスパが良いのでぜひともお気に入りのアイテムを購入しておいてほしい。
マドラーは、お酒をかき混ぜるために使うアイテムだ。洗練されたシンプルなデザインのアイテムでも500円以下で買えるため、1つは購入しておこう。
材料
旨いレモンサワーを作るために必要な材料は以下の4点だ。
- レモン(国産)
- 炭酸水(強炭酸)
- 焼酎(甲類焼酎)
- 氷
国産レモンをおすすめする理由は、外国産レモンは表面にワックスがついているものが多く、酸味が強いためだ。国産レモンは酸味と共に甘味があるため、旨いレモンサワーを作るには欠かせないマストアイテムといえる。
さらに爽やかな風味を演出するため、炭酸水は強炭酸を使うことを推奨する。また、焼酎は甲類と乙類のうち、クセが少ないといわれる甲類を使用するといいだろう。
王道のレモンサワーは甲類焼酎だが、自然由来の風味が好きで少し癖があるお酒が好きだという方には乙類焼酎もおすすめしたい。
自宅で簡単!旨いレモンサワーの作り方を7つのステップで紹介

ここからは、自宅で簡単に作れる旨いレモンサワーの作り方を紹介していく。
- グラスを冷蔵庫または冷凍庫で冷やす
- 氷をグラスに入れ、軽く混ぜる
- 焼酎をグラスに1/3ほど入れ、軽く混ぜる
- 炭酸をグラスの壁に沿わせるように入れて混ぜる
- 皮を下にしてレモンを絞る
- レモンの皮をグラスの縁に塗る
- グラスにレモンを浮かべて完成
以下の項目では、それぞれのステップ毎に作り方を詳しく解説していこう。
ステップ1:グラスを冷やす
レモンサワーは、キンキンに冷えたグラスを使うことをおすすめしたい。
とくに夏場は、キンキンに冷えたグラスで飲む方が保冷効果が高いため、常に冷えたお酒を楽しむことができる。グラスを冷やす場合は、冷蔵庫か冷凍庫に入れよう。
ちなみに、グラスの素材によっては冷凍庫で冷やせない場合があるため、満遍なくあらゆるグラスで使える冷蔵庫が無難だ。
匂いが周囲に付着する場合もあるため、事前に洗ったグラスを冷やすようにしよう。
ステップ2:氷をグラスに入れて混ぜる
お酒を入れる前に、グラス一杯に氷を入れてマドラーでくるくるかき混ぜてほしい。
barなどではよく見かける光景だが、お酒を入れる前に氷だけを入れてくるくる回す理由は、グラスを冷やすためと積んでいる氷を安定させるためだ。
大きな塊の氷を一つ入れるのが理想的ではあるが、自宅で飲む場合はそこまでこだわらなくても旨いレモンサワーを飲むことができる。
ステップ3:適量の焼酎を入れる
次は、適量の焼酎を入れていく。
前述したように、レモンサワーに合う焼酎は癖が少ない甲類だ。甲類を使えばレモンのすっきりとした香りを存分に感じられるため、より美味しくなる。
焼酎の適量は人それぞれ異なるが、最も美味しい黄金比は「1:3」であるといわれている。
しかし、当然ではあるがお酒が苦手な人は割合を少なくしてもいいし、もう少しガツンという刺激が欲しい方は割合を増やしても問題ない。
自分が好きな適量を見つけるところから始めていこう。
ステップ4:適量の炭酸水を入れる
次は、適量の炭酸水を入れていく。
こちらも焼酎の適量と同様に、自分が美味しいという配分を見つけていくことが重要だ。よりレモンの力強い風味を感じてもらうためにも、できれば強炭酸を選んでほしい。
強炭酸はコンビニやスーパーなど、どこでも販売されているので、事前にある程度の本数を用意しておくことをおすすめする。
ステップ5:国産レモンを絞る
次は、絞ったレモンを入れていく。
国産レモンは、サワーに入れるギリギリまで冷蔵庫に入れておこう。半分にカットしたらスプーンなどで種を取り除き、絞り器に押し当てて捻りながら果汁を搾っていく。
この時にレモンを強く押しすぎると、油分が入りすぎてしまうため、適度な力で十分な果汁が搾れるまで押していこう。
ステップ6:レモンをグラスの縁に塗る
次は、レモンをグラスの縁に塗っていく。
グラスの縁にレモンを塗っておくと、一口目の味わいが大きく変わる。いきなりレモンの爽やかな風味が口の中に広がるため、より美味しくレモンサワーを堪能できる。
国産レモンを搾った後に、ただそのレモンの果汁を縁に塗るだけなので、この一手間を惜しむことなく実践してほしい。
ステップ7:グラスにレモンを浮かべて完成
最後は、絞ったレモンの果汁を入れて完成だ。
果汁を入れた後は、グラスの上にレモンを浮かべてほしい。そうすれば、飲んでいる間もレモンから果汁が流れ出てくるため、常に美味しいレモンサワーを堪能できる。
また、グラスの中にレモンが浮かんでいる光景は、目で見ても楽しめるはずだ。自分が何杯飲んでいるかを確認するために、あえてレモンを使っている方も多い。
ワンランク上の旨いレモンサワーを堪能するための3つのポイントを紹介

最後に、自宅で作るレモンサワーを酒場で飲む本格的なものへと近づけるためのポイントを紹介する。さらにこだわって作りたいときに、ぜひ試してみてほしい。
ポイント1 : 氷
キンキンに冷えた旨いレモンサワーを作るには、氷が不可欠であり重要だ。
氷はただお酒を冷たくするためだけにあると思われているため、何でもいいと考えている方も少なくない。しかし、良い氷はすぐに溶けてお酒の味を薄まらせないため、常に美味しく冷たい状態で飲むことができるのだ。
家庭の製氷機で作った氷は溶けやすいので、ブロックアイスやロックアイスを使うことをおすすめしたい。ロックアイスはコンビニでも気軽に買うことができる。
ポイント2 : グラス
グラスにはさまざまな種類と素材があるが、厚さにより口当たりが大きく異なる。
レモンサワーの美味しい風味をダイレクトに刺激として感じたいなら、薄いグラスがおすすめ。また、グラスの口の広さによっても炭酸の抜け具合が異なる。炭酸がすぐに抜けないように、なるべく口が広すぎないものを選ぼう。
最近はステンレス製の素材で、高い保冷性と軽量のグラスが多く販売されている。リーズナブルな価格でレモンサワーに合うグラスが発売されているので、ぜひチェックしてほしい。
ポイント3 : スピリッツ
レモンサワーは焼酎だけではなく、ジンやウォッカでも楽しむことができる。
ジンはアルコール度数が高いため、冷凍庫に入れても凍らない。冷凍庫でキンキンに冷やしたジンを使用したレモンサワーの喉越しは格別なので、ぜひ試してみてほしい。
これはウォッカも同様で、キンキンに冷やしたレモンサワーを堪能できる。豊かな風味がさらに増していくため、味変を考えている方にはおすすめだ。
レモンサワーは焼酎だけではなく、ジンやウォッカなどのさまざまなスピリッツでも堪能できる逸品だ。興味がある方は、ぜひチェックしていただきたい。
まとめ
男女を問わず人気が高いレモンサワーは、お店だけではなく自宅でも作ることができる。
道具と材料もすぐに用意できるものばかりで、さらに氷・グラス・スピリッツにこだわることで、より本格的な味のレモンサワーを作ることも可能だ。
シンプルに作れるからこそ、さまざまなアレンジができるレモンサワーは、誰でも気軽に楽しめる究極のお酒であるともいえる。
家にいながら酒場で提供されるようなレモンサワーが飲みたい方は、ぜひこの記事を参考に作ってみてほしい。