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蒸留酒だということはなんとなく知っている。でも、何の? もちろん飲んで美味しければそれでイイのだが、わかっていればなお美味い! さぁ、ラムについての知識の扉を開こう!

その1「ラムの原料はサトウキビ」
ラムのもとになるサトウキビは、言わずと知れた砂糖の原料。ラムは砂糖生産の副産物として生まれた酒なのである。サトウキビはイネ科の多年生植物で、原産地には諸説あるが、紀元前300年頃のインドではすでに砂糖作りに使われていたとされる。
当時のものは水分を飛ばしただけの黒砂糖だったが、やがて砂糖の結晶と糖蜜を分離する方法が発明される。当初は使い道のなかった糖蜜を発酵させて造るようになったのが、まさしくラムなのだ。
その2「生産の中心はカリブ海」
実はラムは世界で最も多くの地域で生産されている蒸留酒だ。サトウキビ産地にとどまらず、南極大陸以外すべての大陸で造られている。しかしやはり主たる生産国は赤道ライン周辺の国々である。
なかでも古くから砂糖の生産地だったカリブ海諸国は発祥の地であり、今も最大の生産エリア。キューバ、プエルト・リコ、ジャマイカ、ガイアナ、マルティニーク島、モーリシャス島など、あらゆる国や島にラムの蒸留所がある。

その3「国によって異なる造り方」
では、サトウキビの原産地ではないカリブ海周辺で、なぜ砂糖が作られてきたのか。それはヨーロッパ列強の植民地だったからだ。各国は安価で大量の砂糖を生産するために、カリブ海諸国にこぞってプランテーションを開いた。
当然のことながらそこで造られるラムも、宗主国の人々が好む味を追求することとなる。したがって熟成やブレンドの方法なども違ってくる。各国が独立を果たした後も、その手法は今も踏襲されているのだ。

その4「4万種以上のラムが存在する」
今、世界中では4万種類を超えるラムが生産されている。島の小さな蒸留所もあれば、世界規模の多国籍企業に組み込まれた近代的な蒸留所もある。また、アフリカ圏やアジア圏でも、次々と新しいラムブランドが誕生しているのだ。日本国内でも8つのラム・ブランド(蒸溜所)がある。
日本でコンスタントに手に入る正規輸入品は100種類に満たない。いや、100種あれば充分楽しめると言うべきか。並行輸入などで多種を揃える、ラム専門バーも多いのだ。
取材協力/多東千惠 文/秋川ゆか 写真/日本ラム協会、遠藤純、北神智子、古末拓也
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