キャンプにおすすめの車種は?

キャンパーに多く愛用されている車種は、SUV、ピックアップトラック、軽自動車、ミニバンなどが中心。収納力とキャンプ向けの機能を備えていることに加えて、おしゃれであったり車中泊ができることも人気のポイントだ。
キャンプにおすすめの車種
・SUV
・ピックアップトラック
・軽自動車
・ミニバン
キャンプにおすすめのSUV

SUVは、Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略称。スポーツやレジャーに向いた装備が搭載された車種で、車高が高く段差のある場所を乗り越えられたり、積載量が多いタイプが多い。デイリーからアウトドアまで幅広く使うことができる万能型の車種として支持されている。
キャンプにおすすめのピックアップトラック

ピックアップトラックは、ボンネットとキャビン、トラックのような開放式の荷台をもつ3ボックス形状の車種。頑丈なボディとパワフルなエンジン、悪路走行にも対応できるタフさが魅力だ。力強い駆動で河原や林などのオフロードも難なく突破できる。荷台が広めのタイプにはバイクや自転車を積むことも可能。
キャンプにおすすめの軽自動車
比較的リーズナブルに購入でき、初心者でも運転しやすい軽自動車。ボディ自体が軽量でコンパクトなので小回りがきき、狭い道を走行したり限られたスペースに駐車することもできる。シートを倒してフルフラットにできるタイプなら、長尺物を積載したり寝るためのスペースを作って車中泊をすることもできる。コンパクトなキャンプやソロにもおすすめ。
キャンプにおすすめのミニバン

一般的にワンボックス車の中でもシートが3列あるものを指すミニバン。定員は6~8人と大勢で乗ることができるので、ファミリーカーとしても活躍する。シートを折り畳めばゆったりした積載スペースができ、荷物が多くなりがちなキャンプでも安心。天井が高く窓も大きいため、景観を楽しんだり足を伸ばして過ごしたりと居住性も抜群だ。
キャンプにおすすめの車の選び方・条件

キャンプを快適に楽しむためにも、必要とされるポイントをしっかりおさえて車選びを。基本的には乗車定員数、車載スペース(ラゲッジスペース)、駆動方式から条件に合うものを選ぶのがベターだ。また、車中泊をメインに考えるなら、室内の広さとシートの背もたれを倒してスペースを確保できるかなどもチェックしたい。
荷物がたくさん積める積載スペース
テントや寝袋などの欠かせないアイテムから釣具やスポーツ用具といったアウトドアを満喫するグッズまで、実際に積み込んでみると想定より物量が多くなりがちなキャンプ道具。必要なボリュームに応じた積載スペースを確保したい。車種によって乗車定員数や積載量が変わるので、普段キャンプへ行くメンバーと目的を事前にイメージしておこう。
駆動方式(2WD・4WD)

雨でぬかるんだ道や滑りやすい雪道など、悪路を走行するときに必要なのが車の駆動力。4輪すべてのタイヤにエンジンからの動力が伝わる4WDなら、オフロードの凸凹から抜け出せたり凍結路でのスリップを防止したりと安心だ。舗装されていない道が多いエリアに行くことが多いなら特におすすめ。
車中泊ができる車内空間

近年、テント泊にかわる車中泊が人気上昇中。テントが不要なので荷物を減らすことができ、天候に恵まれない時も車内で安全に過ごすことができる。テントの設営や撤収作業がないのも大きなメリットだろう。
キャンプにおすすめの車17選!

国産車から外車まで、多彩な魅力を持つおすすめの人気車種17選をご紹介。自分のキャンプシーンにマッチする相棒のような車を見つけて、最高のアウトドアを楽しもう。
※記事内で紹介されている価格は2021年5月現在のものです
TOYOTA/ハイラックス

パワフルなディーゼルエンジンに高剛性フレーム構造、路面の状況によって駆動方式を切り替えられるパートタイム4WDなど、圧倒的な足回りを誇る大型ピックアップトラック。
デッキスペースは雨風に強い亜鉛メッキ鋼材が採用され最大500kgまで積載することができる。水辺や岩場などハードな場面にも応えるタフな1台。
参考価格:347~387 万円(税込)
最大乗車人数:5名
駆動方式:4WD
公式サイト:TOYOTA
TOYOTA/ランドクルーザー(ランクル)

路面状況に合わせて駆動力を最適に分配する最新4WDシステムが搭載された力強さあふれるSUV。激しい凹凸や滑りやすい路面も走りやすく、さらに車高調整機能も備えているので乗り心地を快適にし、安定した操縦をサポートしてくれる。
乗車人数や荷物の量に合わせて多彩なシートアレンジも可能。セカンドシートまで格納すれば荷室スペースをしっかりと広く確保できる。
参考価格:482〜697万円(税込)
最大乗車人数:5名~8名
駆動方式:4WD
公式サイト:TOYOTA
TOYOTA/ランドクルーザー プラド

パワフルな動力性能をもちながら燃費にも優れたバランス型のSUV。路面状況に応じて4WDのモードを選択でき、かつモードごとのブレーキ油圧を最適に制御して安全性もキープ。
荒地から都市まであらゆるシーンで活躍する。サードシートは足元が低床でスイッチひとつで自動的に格納。ゆとりの空間にくつろぐことができる。
参考価格:362〜553万円(税込)
最大乗車人数:5名~7名
駆動方式:4WD
公式サイト:TOYOTA
TOYOTA/FJクルーザー(販売終了)2010年12月〜2018年1月

レトロ感漂う個性的なエクステリアが魅力の本格SUV・FJクルーザー。2018年1月に販売終了となったが、いまだに根強い人気を誇り中古車として入手するファンも。
プラドと同様のシャーシが採用され、エンジンはV6ガソリンエンジンを搭載。古風ながらもオフロード性能に優れ、悪路でもスムーズに走ることができる。
販売当時価格:314〜349万円
最大乗車人数:5名
駆動方式:4WD
公式サイト:TOYOTA
Jeep/ラングラー

1987年の発売以来、愛され続けてきたロングセラーの本格クロスカントリーモデル。その走破性はオフロードの代名詞にも例えられ、場所を選ばず自在に走ることができる。
2リッターターボエンジンと3.6リッターエンジンが用意され、いずれも十分なパワーを発揮。小物入れや多機能カップホルダー、ドアネットなど車内の収納も豊富で、リアシートを倒せば約2000リットルもの広い空間が出現する。
参考価格:518万円〜
最大乗車人数:5名
駆動方式:4WD
公式サイト:Jeep
Jeep/レネゲード

ジープ史上最もコンパクトなSUV。全長の短さと、これまでのブランドイメージを一新するような丸みを帯びたシルエットが特徴的。
天井の大型パネルから空を望むことができ、開放感あふれるドライブが楽しめる。リアシートを倒せばラゲッジスペースとして広く使え、調節機能でフロアの高さを調節することも。荷物の積み下ろしが楽に行える。
参考価格:299万円~
最大乗車人数:5名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:Jeep
ランドローバー/ディスカバリー

多用途に活躍する7シーターのSUV。全シートにヒーターが搭載され、寒い季節も快適にドライブできる。乗車定員は最大7名とファミリーやグループでのお出かけもお任せ。
後列シートを倒せば大きな荷物も収納できるほか、広いドアポケット、小物入れ、充電ポートなど実用的な収納スペースも多彩だ。小川や水たまりといった走行困難なハードな水辺走行にも対応する。
参考価格:780万円〜
最大乗車人数:7名
駆動方式:4WD
公式サイト:LAND ROVER
日産/セレナ

日産の人気ミニバン・セレナ。100%モータードライブのe-POWERが騒音に配慮した静かな走りを実現。ボディにも防音対策が施されていて、心地の良い車内空間にリラックスできる。デイリーユースにもピッタリの1台。
室内は全長が長く幅が広いゆったり設計。乗車人数や使い方に合わせてさまざまなシートアレンジが可能。ハーフバックドアが採用され、車の後方が狭いシチュエーションでも楽に荷物の出し入れができる。
参考価格:257〜419万円
最大乗車人数:7名~8名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:NISSAN
三菱/デリカD5

2007年の登場から人気の続くミニバンスタイルのSUVシリーズ。ディーゼルを搭載し、駆動力と走破性に優れ、激しい悪路も乗り越える本格オフローダーだ。
滑りやすい路面では車両の不安定な動きやスリップを抑えて安定した走りをサポートしてくれるため降雪エリアでの走行にも心強い。
参考価格:391〜448万円
最大乗車人数:7名~8名
駆動方式:4WD
公式サイト:MITSUBISHI
HONDA/ステップワゴン

ターボエンジンの加速によって、最大8名が乗っても爽快に走るパワフルなミニバン。低床プラットフォームなのでノンステップで楽に乗り降りでき、頭まわりにゆとりあるキャビンで広々と過ごせる。家電製品対応のAC電源や充電用USBジャック、テーブルやランプなどの車内設備も満載。3列目シートを床下に収納でき、荷物を多く積むことができる。
参考価格:271〜409万円
最大乗車人数:7名~8名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:HONDA
HONDA/N-BOX

走りと燃費の良さを両立させたバランスのいい人気の軽自動車。先進の安全運転支援システムが搭載され快適なドライブをサポート。天井が高く床が低いため、車内が広く、前後のシート感覚は軽自動車ながらミニバンにも匹敵。
後列シートを跳ね上げればベビーカーが入る広さを、シートを倒してフラットにすれば27インチ自転車が入る大スペースを確保できる。
参考価格:142〜223万円
最大乗車人数:4名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:HONDA
スズキ/ジムニー

誕生から50年以上に渡って愛されるジムニー。スズキの4WDを代表する車種で、堅牢な箱型ボディと高い走破性を誇るオフロード車だ。軽自動車ゆえに小回りがきくため険しく狭い道でも頼もしく走る。
最低地上高は205mmと高めで悪路でも活躍。リヤシートを倒せば352リットルの荷室スペースが出現し、開口部が広いため積み下ろしもスムーズだ。
参考価格:148〜187万円
最大乗車人数:4名
駆動方式:4WD
公式サイト:SUZUKI
スズキ/クロスビー

燃費とパワーが両立したコンパクトSUV。シートまわりに余裕があり、車載スペースも広め。リクライニング、スライド操作をラゲッジ側からも操作できるので荷物の積み込みがスムーズだ。
ラゲッジスペースは拭き取りやすい防汚タイプなので、汚れたものや濡れた道具も気兼ねなく積み込める。フロア下には大容量のアンダーボックスが搭載され、取り外して水洗いが可能。
参考価格:180〜225万円
最大乗車人数:5名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:SUZUKI
スズキ/エブリイ

パワフル&低燃費で、商用車としても人気のエブリイ。軽自動車の中でも積載能力の高さはダントツで、助手席を倒せばカーペットなどの長尺物も積載できる。
バックドアと後席ドアの開口部が広く、荷物の出し入れがスムーズ。車内のいたるところに実用的な収納スペースも搭載され、便利で快適に過ごせる。
参考価格:96~153万円
最大乗車人数:4名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:SUZUKI
スズキ/ハスラー

電力で低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを全車に搭載。2WDと4WD車をラインナップ。低速から中速域までスムーズな走行が可能で、高速域での回転を抑えて燃費向上を図っているのもポイント。
4WD搭載車では、坂道での加速に優れるほか、雪道やアイスバーン、ぬかるみでの走行をサポート。あらゆるシチュエーションに柔軟に対応する。
リヤシート背面とラゲッジスペースは水に強く、汚れた荷物を載せても手入れが簡単。取り外し可能な防汚タイプのアンダーボックス付きで、砂や泥のついた靴を入れたりするのに便利だ。
参考価格:145~179万円
最大乗車人数:4名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:SUZUKI
ダイハツ/ウェイク

ミニバンのように広いスペースを持つ軽自動車。抜群の積載力が魅力で、高さのあるものや大きな荷物を同時にたっぷり収納。ラゲージ下に約90リットルのアンダートランクが搭載され、クーラーボックスなども積み込める。
自転車を2台固定できるホルダーやテーブルとしても利用できるデッキボードなど、アウトドアにピッタリの収納アイテムオプションも充実だ。
参考価格:137~187万円
最大乗車人数:4名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:DAIHATSU
埼玉トヨペット・トイファクトリー/GREEN Buddy

「埼玉トヨペット」と、さまざまなキャンピングカーを手掛ける「トイファクトリー」のコラボで誕生したハイエースをベースにしたキャンピングカー仕様。車中泊が可能で、駐車枠内に収まるサイズなのでデイリーユースとしても活躍する。
シートとマットをアレンジすれば、リビングやベッドスペースに早変わり。シンクつきキャビネットや脱着式テーブル、クッションフロアなど、車内で快適な時間を過ごせる。
エンジンオフでも家庭用電源が使える電装パッケージや、就寝スペースを拡張できる2段ベッドマットなど、豊富なオプションアイテムが揃っている。
参考価格:(A-TYPE)374~491万円
最大乗車人数:6名
駆動方式:2WD・4WD
公式サイト:埼玉トヨペット
車とともに車中泊&快適キャンプ
マットや寝袋といった就寝グッズがあれば、車中泊も快適に楽しめる。ルーフテントやカーサイドテントといった拡張型のテントで楽しむキャンプもまた一興。
行きたい場所へ自在にアクセスし、愛車でくつろぐ自由気ままな車中泊はまさに秘密基地そのもの。車とともに、自分のスタイルで楽しめるキャンプ時間を堪能してみてはいかがだろうか。
快適なキャンプマットおすすめ29選!選び方や売れ筋アイテムも

キャンプマットは、空気を注入する「エアマット」や、広げるだけですぐに使える軽量な「ウレタンマット」、空気とウレタンが採用されている「インフレーターマット」、安価で手軽な「銀マット」などの種類がある。底冷え対策が必須となる冬の車中泊キャンプにも効果を発揮するはずだ。
【最新】キャンプにおすすめ人気寝袋27選!モンベル・ナンガ・イスカ一挙紹介

車中泊を快適にする寝袋選びは、使用する時期を明確にしたうえで、素材や形状を選択するのがスムーズだ。マミー型や封筒型などの「形状」、化繊とダウンなど中身の「素材」、快適に寝られる気温の参考になる「快適使用温度」の3項目を加味しつつ希望する条件に合ったものを探そう。