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金も名誉も一切不要。江戸を戦火から救った真の功労者「山岡鉄舟」

『力の及ぶ限りは善き方につくすべく候』――。これは、山岡鉄舟が15歳の頃に自身に課した「鉄舟二十則」の中のひとつ。やがてこの言葉の通り、鉄舟は江戸を救うべく大仕事を成し遂げた。「鉄舟二十則」には人として生きる上で基本中の基本な考え方が記されているが、改めて言葉のひとつ一つを確かめたい。
進んで茨の道に散った情熱の武士「山中鹿介」

その悲劇性が後世の人々に共感を与えた生き様、日本史上の英雄の一人となった山中鹿介。自己犠牲なのか、はたまた忠誠なのか、いやそれこそが武士道なのか。山中鹿介の人生は不屈の精神と主君への忠義がすべてだった。
“当今の豪傑、江戸の第一人者”「佐久間象山」

幕末の混乱期を駆け抜けた偉人たちに大きな影響を与えた人物・佐久間象山。龍馬や勝海舟、吉田松陰など錚々たるメンバーが象山の教えを吸収した。貪欲さと行動的精神こそが象山の武士道、先を見据えた広い視野を持つことは生き抜くために必要なことだ。