9月1日は「防災の日」だが、みなさんは災害発生時の備えとして防災グッズを用意しているだろうか?
じつは防災グッズや災害に関するアイデアはアウトドアとの共通点が多く、キャンプに用いるグッズや登山に必要な知識がいざという時の備えになることもあるのだ。
今回はライフスタイル誌から誕生した男の隠れ家デジタルが、アウトドアにも応用できる防災グッズ&役立つアイデアを厳選してお届けしよう。
■防災グッズ&アイデアはアウトドアと親和性が高い

防災グッズや災害に関するアイデアは、キャンプやランニングをはじめとするアウトドアと親和性が高いことをご存知だろうか。例えば、登山用リュックは避難リュックとしても使い勝手がよく、雪山でのキャンプに必須のサバイバルシートは災害時にも活躍する。
今から防災グッズや災害時に役立つアイデアを収集しようと思っているのであれば、ぜひ本記事を参考にしてみてほしい。
■防災グッズを一式まとめたセット用品がおすすめ

防災グッズを一つずつ用意しても構わないが、それでは防災グッズの準備に対するハードルが高くなってしまう恐れがある。そこでおすすめしたいのが、災害時に必要なグッズがひとまとめになったセット用品だ。
防災セットであれば必需品の入れ忘れも防止できるので、万が一の時に役立つはずだ。防災セットの内容は商品によって異なるが、ここでは1人用の防災セットに入っている基本的な防災グッズを紹介しよう。
- 防災リュック
- 懐中電灯
- スリッパ
- 救助ツール(ホイッスルやマルチツールなど)
- 食料(水やカンパンなど)
- 携帯用トイレ
- 衛生用品(マスクや歯ブラシなど)
防災セットにプラスしたいグッズ
防災セットに入っているのは必要最小限のグッズであり、より便利さや安心感を求めるのであれば以下のようなグッズをプラスしておくのがおすすめだ。
- 地図
- 常備薬
- サバイバルシート
- 非常食セット
- 紙皿や使い捨てカトラリー
- ドライシャンプー
- 耳栓やアイマスク
- 現金(とくに小銭)
避難リュックの重さの目安は成人男性で15kg前後
防災グッズは避難リュックに入るだけ入れておけばいい、というものでもない。避難時に持ち出せるリュックの重さは、成人男性で15kg前後だといわれている。これは40Lのリュックいっぱいに荷物を入れた時の重さと考えていいだろう。
なお、防災セットのリュックは比較的小さいものが多いので、容量が大きく背負いやすい登山用リュックに中身を詰め替えるのもおすすめである。
パッキングの方法にもコツがある!?
防災グッズを詰めるときは、重いものが背中の中心にくるようにパッキングするのがコツだ。リュックの下から軽い・重い・軽いとなるように、リュックを横から見た時に背中に最も近いところが重くなるように詰めることで、比較的重さを感じにくくなる。
これは登山にも応用できるパッキング方法なので、この機会に覚えておきたい。
■日頃からローリングストックを心がける

防災グッズを準備する際に忘れてはいけないのが、災害時に命を繋いでくれる水と食料である。しかし、飲料水やレトルト食品には賞味期限があるため、しっかりと備蓄していたにもかかわらず災害時に賞味期限が切れていたというケースも珍しくない。
そこで心がけたいのが、「ローリングストック」である。ローリングストックとは、日頃食べ慣れている食品をある程度多めに備蓄しておき、古いものから食べていく備蓄方法を指す。飲食後は必要量を下回らないように、早めに買い足すのがポイントである。
災害時には最低3日分の水と食料が必要
災害時には、最低でも3日分の水と食料が必要だといわれている。備蓄した水と食料は災害時はもちろん、突然の体調不良で自宅から出られなくなった時や、キャンプ飯としても活躍する。
大切な水と食料が無駄な買い置きにならないように、さっそくローリングストックを実践してみよう。
■ランニングやウォーキングがてら帰り道を確認

災害時には信号が機能しなくなったり、道路が破損して交通網が麻痺したりすることがある。そのため自宅まで徒歩で帰らなければならないが、道が分からず帰宅困難に陥る人も少なくない。
そこで試しておきたいのが、「徒歩帰宅」「帰宅ラン」である。会社や学校から道を確認しながらウォーキングもしくはランニングをすることで、自宅までの道のりや所要時間が分からないという災害時のストレスを軽減できる。
■アウトドア×防災グッズ&アイデアでもしもの時に備えよう
災害は不意に訪れるため、「いつかやろう」ではなく、今すぐにでも準備しておくことが大切だ。
今回ご紹介した防災グッズ&アイデアは「男の隠れ家デジタル」編集部がテーマに合わせて選んだものだが、他にもオススメしたい情報がたくさんある。ぜひ今後の情報にも期待してほしい。
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