一般のクレジットカードよりもランクの高いゴールドカードは、高級感のあるデザインや充実したサービスが魅力。
しかし、いざ申し込もうとすると、種類が多すぎて発行するゴールドカードをすぐに決められないこともあるだろう。
そこで今回は、おすすめのゴールドカードやゴールドカードを保有するメリット、選び方のポイントを詳しく解説する。
おすすめのゴールドカード8選
まずは、使い勝手や申し込みやすさなどの観点から厳選したおすすめのゴールドカードを紹介する。それぞれ異なる魅力を持っているので、自分にとってベストなカードを選ぼう。
三菱UFJカード ゴールド
年会費 | 2,095円(税込) 初年度無料 |
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ポイント還元率 | 0.4% (1,000円(税込)の利用につき1ポイント(※)) |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 18歳以上で安定した収入のある方(学生を除く) |
(※)キャッシュバック時は1ポイント4円
三菱UFJカード ゴールドは、ゴールドカードでありながら年会費初年度無料、翌年からは2,095円(税込)と保有コストの低さが魅力のクレジットカード。保有する敷居の低さから、初めてゴールドカードを発行する人には最適な1枚だといえる。
最短翌営業日発行が可能なため、発行を急いでいる人にも向いている。申し込みは、インターネットからいつでも手続きが可能。
【三菱UFJカード ゴールドの特徴や魅力】
- 国内・海外旅行傷害保険の補償額が最高2,000万円
- アニバーサリー月はショッピング利用時のポイント還元率が1.5倍
- 年間限度額100万円のショッピング保険が付帯
楽天ゴールドカード
年会費 | 2,200円(税込) |
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ポイント還元率 | 1% (100円(税込)の利用につき1ポイント) |
国内旅行傷害保険 | × |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 20歳以上(学生を除く) |
楽天ゴールドカードは、楽天市場をはじめとした楽天サービスを普段から利用するユーザーにおすすめのゴールドカード。
誕生月に楽天市場や楽天ブックスを利用するとポイント+1倍などのポイントアップサービスがあり、効率よく楽天ポイントを貯められる。貯めたポイントは各楽天サービスの利用時に使える。
また、楽天ゴールドカードを保有していれば、国内主要空港やダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)などの空港ラウンジを年間2回まで無料で利用が可能。年に何回か空港を利用する機会のある人にとっては、うれしい特典だ。
【楽天ゴールドカードの特徴や魅力】
- 年会費2,200円(税込)なので手軽に保有できる
- ETCカードの年会費が無料
- 世界38拠点の現地サポートデスクの利用が可能
楽天プレミアムカード
年会費 | 11,000円(税込) |
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ポイント還元率 | 1% (100円(税込)の利用につき1ポイント) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 原則として満20歳以上の安定収入のある方 |
楽天プレミアムカードは、先ほど紹介した楽天ゴールドカードよりもワンランク上のクレジットカードだ。ポイント還元率やサービス内容なども、その分グレードアップしている。
とくに大きな魅力が、ポイント還元率アップのサービス。楽天市場で利用すると獲得ポイントが5倍になるため、効率よく楽天ポイントを貯められる。
楽天ユーザーであれば、楽天サービスの利用がいっそうお得になるのでおすすめだ。
【楽天プレミアムカードの特徴や魅力】
- 世界1,300カ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」を無料で申し込みが可能
- 世界に38拠点ある海外トラベルデスクの利用が可能
- クレジットカードの悪用を防ぐ「ネット不正あんしん制度」が自動付帯
dカード GOLD
年会費 | 11,000円(税込) |
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ポイント還元率 | 1% (100円(税込)の利用につき1ポイント) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 満20歳以上で安定した収入があること(学生を除く) 個人名義であること 本人名義の口座を支払い口座として設定すること |
dカード GOLDで、ドコモの携帯電話・光回線サービスの料金をカードで支払うと、ポイント還元率が10%にアップする。例えば、ドコモの携帯電話料金が毎月11,000円(税込)の場合、年間で12,000ポイントを貯められる。
利用状況によっては、年会費以上のポイントを貯められるため、ドコモユーザーであればぜひ発行しておきたい1枚だ。
【dカード GOLDの特徴や魅力】
- ドコモの携帯電話端末の購入時にカードを使うと3年間最大10万円の補償サポートを受けられる
- ドコモでんき Greenの電気料金の110円(税込)につき、最大10%のポイントが還元される
- 海外旅行保険が最高1億円、空港ラウンジ無料サービスが利用できる
JCBゴールド
年会費 | 11,000円(税込) インターネットからの申込で初年度無料 |
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ポイント還元率 | 0.5% (1,000円(税込)の利用につき1ポイント(※)) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(学生を除く) |
(※)1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合
JCBゴールドは、ポイントの貯めやすさが魅力のゴールドカード。
通常のポイント還元率は1,000円(税込)の利用につき1ポイントと一般的だが、スターバックスコーヒーをはじめとした、特約店で利用すると最大10倍のポイントを貯めることができる。
貯めたポイントは、カードの利用料金の支払いに使えることも見逃せない点の1つだ。
【JCBゴールドの特徴や魅力】
- ポイントの有効期限は獲得した月から3年間
- カード情報をすべて裏面へ記載しているので安心して利用できる
- 家族カードの1枚目は年会費が無料
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード
年会費 | 11,000円(税込) 初年度無料 |
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ポイント還元率 | 0.75% (国内ショッピングで1,000円(税込)の利用につき1.5ポイント(※)) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 安定した収入があり、連絡可能であること(学生・未成年を除く) |
(※)1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードは、旅行や宿泊、グルメやショッピングなど豊富なサービスが付帯するクレジットカード。
空港ラウンジサービスを無料で利用でき、レンタカーの割引特典もある。多種多様なサービスが付帯している、使い勝手に優れている1枚だ。
また、ポイント還元率は国内だと1.5倍、海外では2倍になるため、効率よくポイントを貯められる。カード利用で貯まる「永久不滅ポイント」は有効期限が設定されていないので、期限忘れによるポイント失効が心配な人でも安心だ。
【セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードの特徴や魅力】
- 月末の金土日は全国のロフトでの買物が5%OFF
- 「セゾンポイントモール」を経由してショッピングすると最大30倍のポイントが貯まる
- 空港利用時の手荷物宅配サービスやコート預かりサービスの割引特典が利用できる
ダイナースクラブカード
年会費 | 24,200円(税込) |
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ポイント還元率 | 1% (100円(税込)の利用につき1ポイント) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 27歳以上の方 |
ダイナースクラブカードは、高級料亭の予約代行や高級ホテルの割引など、リッチなサービスに関する特典が多く付帯するクレジットカード。ダイナースクラブカードがあれば、高級店ならではの豪華なサービスをお得に利用できるので、存分に楽しもう。
ゴルフのプライベートレッスンやゴルフ練習場の割引など、ゴルフに関する豊富な特典が付帯している点も特徴の1つ。
【ダイナースクラブカードの特徴や魅力】
- 指定の高級レストランのコース料理を2名以上で予約すると、1名分の食事代が無料になる
- 国内・海外旅行傷害保険の補償額が最高1億円
- 利用可能枠に一律の制限はなく、個別に設定される
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
年会費 | 34,100円(税込) |
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ポイント還元率 | 0.1% (100円(税込)の利用につき1ポイント) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
空港ラウンジサービス | 〇 |
申し込み資格 | 20歳以上 |
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードは、マイルの貯めやすさが魅力のゴールドカード。入会時は2,000マイル、毎年のカード継続毎に2,000マイルを獲得できるほか、カード利用で貯めたポイントを1,000ポイント単位でANAのマイルへ移行できる。
なお、基本の還元率は0.1%だが、加盟店ではポイントの還元率は1%。
ポイントは無期限であり、いつでも好きなタイミングでマイルへの移行が可能だ。マイルを効率よく貯めたい人にはピッタリのクレジットカードだといえる。
【アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの特徴や魅力】
- ANAグループでカードを利用するとポイント還元率が2倍
- ポイントの有効期限が無期限
- ANAマイルの移行手数料無料
ゴールドカードは一般のクレジットカードよりもランクが高い

ゴールドカードとは、一般のクレジットカードよりもランクが高いカードのことを指す。一般のクレジットカードと比べると年会費は高めだが、その分付帯するサービス内容が充実している傾向があるのが特徴だ。
ランクの高さから「高収入ではないと申し込めない」と思われやすいが、多くの場合は安定した収入があれば申し込める。例えば、20代の新社会人でも毎月安定した収入さえあれば、問題なく申し込みが可能。
ただし、カードによっては申し込みの条件として「〇〇歳以上」と年齢制限を設けているケースがあるので注意が必要だ。気になるゴールドカードを見つけたら、まず申し込み条件を確認しよう。
ゴールドカードを保有するメリット

ゴールドカードを保有するメリットとしてイメージされやすいのが、ゴールドカードならではのステータス感がある。
しかし、ゴールドカードを保有するメリットはそれだけではない。ここからは、ゴールドカードを保有する主なメリットを紹介していく。
ポイントを効率よく貯められる
ゴールドカードは、一般のクレジットカードと比べてポイント還元率が高かったり、ポイントの優遇サービスを受けられることがある。場合によっては、年会費より多くのポイントを貯めることも可能だ。
ポイントの優遇サービスを上手に活用すれば、より効率よくポイントを貯められるだろう。
割引優待を利用できる
ゴールドカードを保有する大きなメリットといえるのが、サービスの1つとして付帯している割引優待だ。
割引優待の対象となる店舗は各カードで異なり、レストランやホテル、指定のサービスなどさまざま。自分がよく利用する店舗のサービス割引優待が付帯するゴールドカードを発行すれば、日常の支出を無理なく抑えることができる。
手厚い旅行保険が付帯される
旅先でのケガや病気の医療費などを補償してくれる旅行障害保険は、一般のクレジットカードに付帯しているケースも多い。
しかし、ゴールドカードは保険の内容がより充実している傾向がある。
なかには最高で1億円を補償してくれる手厚い保険が付帯するゴールドカードも存在しており、安心して旅行を満喫できる。
また、海外旅行傷害保険だけでなく、国内旅行障害保険が付帯するゴールドカードもある。国内外問わず旅行に行く場合は、どちらも付帯したカードを選ぶといい。
ただし、自動付帯、利用付帯などの条件はカードによって異なるので注意が必要。旅行時のトラブルに備えるためにも、保険の適用条件はよく確認しておこう。
空港ラウンジを利用できることが多い
多くのゴールドカードには、空港ラウンジを無料で利用できるサービスが付帯している。空港ラウンジを利用すれば、搭乗までの時間をゆったり過ごせるため、飛行機に乗る機会が多い人にとっては大きなメリットとなる。
ただし、年会費の安いゴールドカードでは利用できないケースもある。また、利用できる空港ラウンジは各カードで異なるので、事前にチェックしておこう。
ゴールドカードを選ぶポイント

ゴールドカードと一口にいっても、その種類は多種多様だ。選択肢が多い分、どのカードに申し込むか悩んでしまうこともあるだろう。
そこでここからは、ゴールドカード選びの際に注目したいポイントについて紹介する。カード選びに悩む人はぜひ参考にしてほしい。
年会費
ゴールドカードを選ぶ際、まず注目するべきなのが年会費だ。各カードで金額は異なるため、年会費の支払いに無理がない範囲で選ぼう。
また、年会費だけを見ると金額が安いほうがコストパフォーマンスに優れていると感じやすいが、一概にそうとはいえない。年会費が高いカードは、その分サービスや特典が充実しているケースが多く、カードの使い方によっては年会費以上の価値を得られる場合もある。
そのため、申し込むカードを決める際は、年会費の金額だけでなく年会費とサービスのバランスも考慮して選ぶことが大切。
特典やサービス内容
一般のクレジットカードと比べると、ゴールドカードは特典やサービス内容が充実しているケースが多い。だからこそ、自分が魅力を感じるサービスが付帯するカードを選ぶべきだ。
例えば、世界中の空港ラウンジを無料で利用できたとしても、空港を利用する機会がまったくない場合はメリットがほとんどない。一方、よく飛行機を利用する人であれば、空港ラウンジのサービスは大きな魅力となるはずだ。
豪華な付帯サービスはゴールドカードを保有する大きなメリットの1つであるため、利用しないのはもったいない。せっかくゴールドカードを発行するのなら、自身のライフスタイルに合ったサービスが付帯するものを選ぼう。
国際ブランド
ゴールドカード選びの際に確認しておきたい点が、カードの国際ブランドだ。
各クレジットカードにはVISAやMastercard、JCBなどの国際ブランドが設定されており、国際ブランドの加盟店でカードを利用できる仕組みになっている。
例えば、VISAの加盟店で国際ブランドがJCBのカードを使おうと思っても、加盟店が違うため利用できない。不自由なくカード決済をするためにも、自身の周囲やよく利用する店舗で使える国際ブランドを選ぼう。
ゴールドカードに関するよくある質問

ここでは、ゴールドカードに関するよくある質問をQ&A形式で紹介していく。
20代でもゴールドカードは発行できる?
ゴールドカードの発行は、申し込み条件に「30歳以上」などの年齢制限が設けられていなければ20代でも可能だ。
また、特別な条件が設けられていない限り、20代で勤務経験が浅く高収入ではない場合でも、毎月安定した収入を得ていれば申し込めるケースがほとんどである。
年齢の条件に関してはクレジットカード概要欄などに記載されているので、よく確認しておこう。
ゴールドカードの審査は厳しい?
クレジットカードの審査基準は各カード会社で異なり、その内容は公開されていない。そのため、審査が厳しいかどうかは一概にいえない。
なお、一般的には「安定した収入の有無」や「信用情報」がクレジットカードの審査において重要だとされている。
どのゴールドカードでも空港ラウンジは使える?
空港ラウンジを利用できるかどうかは、発行するゴールドカードによって異なる。空港ラウンジの利用サービスが付帯するゴールドカードなら、対象の空港ラウンジを利用可能だ。対象としている空港ラウンジは各カードで違うため、事前に確認しておこう。
ゴールドカードのまとめ

ゴールドカードは保有する敷居が高いと思われやすいが、決してそんなことはない。なかには年会費数千円で保有できるゴールドカードもあり、多くの人にとって身近な存在のカードだといえる。
最後に各ゴールドカードの比較表を載せるので、これを参考に選んでもらいたい。
ゴールドカード | 三菱UFJカードゴールド![]() |
楽天ゴールドカード![]() |
楽天プレミアムカード![]() |
dカード GOLD![]() |
JCBゴールド![]() |
セゾンゴールドカード![]() |
ダイナースクラブカード![]() |
ANAアメリカン![]() |
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年会費 | 2,095円(税込) 初年度無料 |
2,200円(税込) | 11,000円(税込) | 11,000円(税込) | 11,000円(税込) インターネットからの 申込で初年度無料 |
11,000円(税込) 初年度無料 |
24,200円(税込) | 34,100円(税込) |
ポイント還元率 | 0.4% | 1% | 1% | 1% | 0.5 | 0.75% | 1% | 0.1% |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | × | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 |
空港ラウンジサービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
申し込み資格 | 18歳以上で安定した 収入のある方 (学生を除く) |
20歳以上(学生を除く) | 原則として満20歳以上の 安定収入のある方 |
・20歳以上で安定した 収入がある ・個人名義であること ・本人名義の口座を 支払い口座として設定 |
20歳以上で、ご本人に安定 継続収入のある方 (学生を除く) |
安定した収入があり、 連絡可能であること (学生・未成年を除く) |
27歳以上の方 | 20歳以上 |
公式サイト |
また、ゴールドカードにはさまざまな種類があるため、使い勝手や付帯する特典をよく比べて選ぶ必要がある。カード選びの際は今回紹介した選び方のポイントも参考にしつつ、自分に合ったカードを発行しよう。